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モディクルー スマホ防水処理サービスを7月開始

 横浜のモディクルー社がスマホ防水処理サービスを7月から開始することがわかりました。
 これで、あなたの大切なスマホを水の事故から守れるかも知れません。
 
 モディクルー社は、WaterBlockという米国産まれの透明薄膜塗布技術を応用したスマホの防水処理サービスを1台5,980円の費用で7月から実施すると、きょうの朝日新聞が伝えました。
 同社のホームページによると、近々アップル社のiPhoneシリーズを対象に受付を開始するそうです。

 これは、スマホ内部のプリント基板に0.01ミリほどの薄い塗膜を形成して、水しぶきや湿気・汗や突然の水難などからスマホの心臓部CPUやメモリを守るという技術を応用したサービスです。
 このサービスを実施するにはスマホを分解する必要があるため、同社が修理を扱っているアップル製品以外は保証規定の関係でどのメーカーのスマホもとは行かないようですが、いずれは他メーカーの機種にも対応を拡大する意向があるようです。

 新聞には水に浸しながらスマホが使えるような表現がありましたが、それはともかく技術的には十分根拠のある話です。
 筆者自身、現場向け産業用計測器に使用するプリント基板には、防湿のためにこうした処理を標準的に行うよう設計を行っていましたから。

 長時間の水没までをも保証するものではないと思いますが、短時間の水没ならまず動作しなくなることはないでしょう。
 水没によって、たとえちょっとした動作不良が起きてもゆっくり乾燥させれば容易に復旧することができるはずです。

 しかし、他の要因で修理が必要なときには障害になりかねないのと、コネクタやバッテリーなどの接点部分には防水処理できないはずなので、サービスを申し込む前に制約条件を確認しておくといいでしょう。

 普通の防水型スマホやケータイが、メモリの挿入口などの開口部をシールなどで密閉して水の侵入自体を構造的に防ぐのに対して、この技術は水がスマホ内部に入っても肝心な部分(プリント基板とそこに実装された電子部品)には水が被らないようにする点に違いがあります。

 屋外でスマホを使用する機会の多い方なら、このサービスは有効だと思います。

 早く、スマホやケータイのメーカーさんが標準的に導入して欲しいものですが、厄介な生産工程が増えますからスマホのようなコンシューマー製品では無理かも知れませんね。

 なお、私見ですが防水といっても水の中でスマホが使えるようになるわけではありませんから過信は避けなければいけません。
 ましてや、水中ではスマホの電波は通りませんから。
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