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円柱形の新MAC pro ゴミ箱としても使える?

 

 アップル社は6月11日、WWDC 2013でプロフェッショナルクリエイター向けデスクトップの新Mac Proを披露しましたが、その形が話題になっています。
 これまで箱型だったのに対して、新Mac Proは光沢感のあるブラックカラーの円柱形。
 そのPCらしくないデザインが話題のモトになっているんです。

 なお、新Mac Proの発売は2013年内で、写真の商品はただのゴミ箱ですからお間違えなきよう。

 市販のゴミ箱とソックリなカタチの新Mac Proですが、熱設計という点から考えるとこれまでの筐体の概念を覆すすこぶる妥当な形状なんです。

 パソコンに限らずシリコン半導体を応用した製品は、同じ消費電力なら小型化するほど熱容量が小さくなりますから、放熱のための工夫つまり熱設計が大切になります。
 放熱性を考えると、箱型より円筒形のような中空の筐体の方が熱設計の点では理想に近い形状なんですね。

 それは、ちょうど工場の煙突のように周りで発生した熱を真ん中の空洞を通して大気中に放散できるからです。

 実際にはないと思いますが、円筒形をした高層マンションを想像してみてください。
 各住戸から出る煙やエアコン室外機の暖かい空気は、下から上に移動しますから排出にとっても便利な構造なんですね。
 しかも、この円筒形というのは重心が真ん中にあってとっても安定していますから、地震などの振動・衝撃にも有利な構造です。

 結論です。
 円筒状の形をした新Mac Pro、ゴミ箱としても大いに活用できるとは思いますが、中央の空間には紙くずなどを入れない方がいいと思います。



 
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