docomo2013夏モデルに見る戦略とは

docomo2013夏モデルに見る戦略は

　5月15日NTTドコモは、2013夏モデルのラインアップとして、スマートフォン・タブレット11機種を発表しました。

　docomoが主張する2013夏モデルの特長を列挙するとこのようになります。

＜2013夏モデル スマートフォン・タブレットの主な特長＞
〇全機種に2000mAh以上のバッテリーを搭載し、実使用時間45時間注意1 以上を実現
〇画面に触れずに操作ができる最新の機能「ホバー」搭載機種を提供
〇初めてのスマートフォンでも安心な「docomo シンプル UI」搭載機種を提供
〇ドコモ スマートフォン、ドコモ タブレット全機種が「NOTTV」を楽しめるモバキャス対応、さらに録画機能注意2注意3 を初めて搭載
〇ドコモ スマートフォンで初めて、手元で迫力の地上デジタル放送を楽しめるフルセグの受信に対応
〇全機種が3つの周波数帯注意4 で「Xi」（クロッシィ）を利用可能

　11機種に共通するのはクアッドコアCPUおよび2GBのメモリ。
　ROMサイズは、らくらくスマートフォン2が8GB、その他のは全て32GB以上と差別化されています。このあたりは、製品コンセプトとうまくマッチしています。

　らくらくスマートフォン2以外は全てNOTTV対応となっているのもリーズナブルです。

　通信機能では、LTE対応周波数として2G帯、1.5G帯、800M帯の3つのバンドが全機種でサポートされている点は注目に値します。
　キャリアの主張が通った見るべきかも知れません。
　NFCも全機種でサポートされ、Wi-Fiで最新規格のIEEE 802.11acに対応する機種が8機種（Xperia A、ELUGA P、Optimus itの3機種が非対応）となっています。

　バッテリーの大容量化が図られる一方、省電力化、急速充電機能なども拡充されていることも注目されます。ドコモでは、メールの送受信やアプリの利用などを行う“実利用時間”として45時間以上、動作することを目標にスマホアプリを開発したとの情報もあるほどです。

　今回はタブレットも含めますと11機種がラインナップされたわけですが、そのうちGALAXY S4 SC-04EとXperia A SO-04Eの2機種が“ドコモのツートップ”としてノミネートされたところをみますと、docomoの2013夏モデルの戦略は対アップルも含めてこの2機種にあるとも見ることもできます。

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タグ：docomo 2013夏モデル ポイント 戦略